もっともらしいことをいう無知な大人について

今日は、子ども手当について、無知ゆえにもっともらしいことをいう無知な大人について考えてみたい。

よく散見されるこれらの制度への批判は次のようなものである。

子ども手当:ばらまき。結局誰かが税金で負担しているわけだから、もらわないほうが正しい

まずこうした言説のすべては、一見もっともらしく、口走れば、自分はモラリストでよく分かっている大人のような気分を簡単に味わえる。高校生でもそれはできるが、そこから知能が進歩していない大人が特に陥りがちな落とし穴だ。その発言者の心根の本質はほんとうはルサンチマン(ひがみ根性)かもしれない。きっとルサンチマン的道徳心を満たす男尊女卑の保守メディア(産経、読売、朝日)の「愛読者」に違いない。

子ども手当は、単にばらまきとか無駄遣い、ポピュリズムではない。民主党が考え出した、ベーシックインカムの系譜に連なる社会主義的な政策のひとつである。自民党小泉政権下の新自由主義的政策のもとで、日本では累進課税が平準化されたり、法人税が軽減されるなど、税制の持つ再分配機能が弱められてきた。この結果、貧困がたいへん目立つようになり、格差が進行している。これを少しでも緩和しようとするのが子ども手当である。

こうしたことを理解せず、子ども手当だけがばらまき=税金の無駄遣いと主張するのは木を見て森を見ない議論であり、説得力を欠く。

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