消費税増税ではなく、廃止に

私がこのメディアを作って最大限に主張したかったのは三点ある。
  • 消費税を廃止してベーシックインカムにする
  • 護憲
  • ジェンダー解放(女性の権利の拡大、家事労働の正当な評価)
とりわけ、マスコミによる世論誘導が進み、今や一般庶民のあいだでも消費税増税やむなしなどといわれている現状におおいに危機感を持っている。けしからん!

というわけで今日は消費税について考えてみたい。

もともと、戦後日本の金持ちのじじいらを長年苦しめてきた所得税の累進課税をなだらかにするために、80年代の終わりに竹下首相が消費税法案を無理矢理国会に通した。累進課税はなだらかになって、金持ちはさらに富を蓄えられるようになった(税の再分配機能の低下)。それから時がたち、金持ち優遇策の消費税、格差拡大・弱者切り捨ての消費税という論点は(共産党の努力もむなしく)色あせ、いまや高齢化を支えるためには仕方ないといった論調が支配的になっている。これらの論調は既得権の権化と化した巨大メディアの犯罪的洗脳作戦である(あっけなくそれに染まるのが悲しい庶民である)。

私は消費税の増税だけは絶対に呑むことができない立場の中小企業の社長だ。社長というと聞こえがよいが、従業員は私と妻しかいない、要は一人親方である。消費者に直接、物を売る私たち名もない企業の場合、品質と価格こそ、大企業に打ち勝つ競争力の源である。大企業ならば、テレビCMなどへ莫大な資金を投入し、消費者の一群を洗脳して顧客に仕立て上げられる。

しかし私たちはそうはいかない。とにかくいいものを安く、直接消費者の心に訴えていかなければものは売れない。消費税が上がったからといって、もちろん価格を上げるわけにはいかない。そんなことをしたら大切な競争力である、安さという武器を捨てることになる。

商売上このように、消費税分を価格に転嫁できない零細企業の身分である上に、子も抱えるたいへん重い家計負担を日々強いられている。生活物品に現在でも5%もの消費税がかかっているがこれが上がるとなれば、いよいよ生活は立ちゆかなくなる。

じつに奇妙なのはテレビに(メディアが仕込んだ俳優なのかもしれないが)、街でインタビューされて、増税やむなしと答える若いサラリーマンの人たちだ。サラリーマンこそ、じつは消費税増税で、想像を絶する地獄の縁に立たされることになるのに。

からくりはこうだ。消費税を支払う大企業は、自分たちが仕入れたものにかかった分を、実際に納付する消費税額から控除していい決まりになっている(そうしないと、仕入の各段階で課税が重複=ちょうふく=して生じてしまう)。仕入にかかった税は当然多ければ多いほど、最後に国と地方に払う消費税は少なくなる。

そこで、サラリーマン=正社員たちに耳の穴をかっぽじってよく聞いて欲しいことがある。企業経営者は、消費税が増税されたら、君ら正社員をいかに減らすかをガチで考えるようになるぞ。正社員を減らし、派遣社員、パートアルバイトすなわちワーキングプアを増やす。なぜか。正社員のコストは消費税の仕入控除ができないが(仕入に該当しないので)、パートアルバイトや派遣社員なら仕入税額控除の対象となるからだ。

このことを知っている大企業の多くは子会社を作って、いったんそこに社員を転籍させて、そこから本体に派遣するかたちで仕入税額控除の恩恵を受ける仕組みを築いている。最近、なんとかホールディングスとか、やたらと訳の分からない小さな会社を作ってそこに社員を移す動きがあるが、狙いは仕入税額控除がほしいから。

当然こういうプロセスのなかで、正社員の地位と安定は砂上の楼閣となる。いつ首になるか分からない。所属する企業は小さな子会社。しかもどんどんもっと安い派遣社員が周りにあふれるようになる。全部消費税が原因なのだ。

こういうことを考えて着々と実行し、自分たちの富だけを盤石なものにしようとしているのが、大企業の経営者のじいさんたちだということを、あらためて真剣に考えてほしい。彼らは、黒塗りのハイヤーで美女の秘書を侍らせて移動する。そのハイヤーのなかで、こういうことを必死に考えて着実に実行する。長年自民党政権はそうした富裕層とタッグを組み、国民からいいように搾りあげてきた。

サラリーマンの皆様。どう? それでもまだ消費税上げるのはやむを得ないなんて言える? あなたは電車で会社に通っているのか? 将来の給料の見通しはどうなっているのか? その給料の額を決めるのは、黒塗りハイヤーに乗っている60以上のじじいの役員だろう。その役員は、自分たちの人数が多すぎて医療費だの年金が足りないから、消費税を増税してなんとか暮らしを支えてくれと、若くて金のない僕たち若い世代におねだりしている。それが年金であり消費税増税の本質である。

そんなじじいたちには一刻も早く、定年になったら、一足飛びに金がかかる老後なしで天国に昇天していただきたい。チーン。って、そりゃひどいって? 分かってる。だから消費税なんて廃止にして、ベーシックインカムにしてくれっていってる。

私は消費税を廃止にして、もっとほかの税金を上げてもらいたいと思っている。具体的には、本論の元ネタとした本『消費税のカラクリ』(斎藤貴男・著 講談社現代新書)から消費税以外の財源をひっぱってこようか。なお以下に紹介する消費税増税しないでどうするかのアイディアは、「不公平な税制をただす会」のもので、斎藤氏はすべてに同意しているわけではないことを付記しよう。

  • 法人税への累進税率の採用
  • 金融課税の見直し
  • 資産性所得の総合課税
  • 企業再編税制の見直し
  • 減価償却資産の耐用年数の適正化
  • 繰越欠損金の取扱い
  • 相続税の配偶者に対する税額控除の見直し(上限設定など)
  • 固定資産税非課税等特別措置の見直し
  • 財産税(富裕税)の検討
  • 有価証券取引税の復活

さらに、特別会計の見直し、膨大な防衛予算、無駄な公共事業、機密費全廃など使い道についても種々の提言がある。斎藤氏と同様、私もこのブログについては、こうした具体的な対案の是非を議論することを目的としない。消費税が悪だということをまずは皆さんに知ってもらうことが狙いなのでこのへんで。

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