自由報道協会に期待すること

大学時代の語学クラスの知り合いが関わっている、自由報道協会というのがある。会の目的は、既存の大メディアが排他的に記者会見を仕切ることで国民の知る権利が損なわれている、その状況を、民主的手段により治癒するということである。

誰でも知る権利はあって、自由に行使していいんだけれども、それにはたいへんな手間とコストがかかる。既存の大メディアがやってる「報道」は刺身のツマみたいなもので、じつにお粗末なこととなっている。もちろん、刺身とは広告のことである。

広告=資本の影響から自由な報道、真のジャーナリズムつまり、権力を不断に監視して国民の権利を守ろうという純粋な理性でもって、報道に携わる第三勢力が長年求められてきた。今日、ITが進展して誰でもネットで動画中継をしたり、ブログで意見表明できるようになってきた。これを追い風として立ち上がったのが自由報道協会である。

3.11から時が経ち、東京電力の記者会見場には、マスコミのカメラも著しく減ってしまった。マスコミのカメラ二台、あとは自由報道協会とニコ動がそれぞれ一台設置しているという。カメラは減った。しかし現在も福島東北の状況は国民すべてが注視しなければならないたいへん深刻な状況であることにいささかも変わりない。むしろ、福島の原発から出た放射能が、私たちの食料に入り出して、いよいよ持ってやばい事態に立ち至っている。

そしてその原因は紛れもなく東京電力なのに、「汚染牛」が見つかったとか「補償」云々の話題からは、東電を追及する論調はまったくない。東電は解体もされず、役員のほとんどはそのままで、補償は将来国民が負担することにほぼ決まった。これってフェアなの? そういうことを、すべての国民が知らないといけないと思う。そのためには、やはり東電の会見に一台でも多くのカメラが必要なのだ。

既存政党も、団体も、個人も、東電の記者会見に毎日足を運んで中継するような仕事を引き受けられる者はそうはいない。自由報道協会が、完全に自立してこれを実践しているのは、たいへん貴重な事実である。これからも公正で地道な、しかし民主主義を守る上で欠かせない重要な仕事がこの若い団体に期待されている。

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