世界で起こるネット革命の一端を担う

昨年暮れ以来、エジプト、チュニジア、リビア、ロンドン、NY、そして日本。世界各地でデモや集会が行われ、国によっては体制を揺るがす事態になっている。

これらの革命の大きな推進力となっているのがインターネットとウェブアプリケーションの進展だろう。ウェブアプリケーションは大雑把に言うとクライアントコンピュータにインストールしなくてもブラウザ一個あれば使える、ネット上のサーバーに入っているアプリケーションのこと。たとえばfacebookやtwitterだ。

若い人たちだから主義主張、イデオロギーにまとまりはない。だから、旧世代は何でそうなってるのか理解できない。ところが集まって行動するのに大変便利なインターネットツールを手にした彼らは、旧世代が理解できないほどのスピードと規模で、動機不詳のまま行動する。

私は先日、facebook(友達が一人もいなかった、つまりアカウントだけ作って放置していた)からメールが来て驚いた。大学時代の知り合いから友達にならないかという旨のメッセージである。facebookで友達になるには、アカウントにログインして(幸いパスワードは覚えていた)友達になることを承知する手続き(ボタンをクリックするだけ)をしなければならない。

ところが、あろうことか私はfacebookの不慣れなインターフェースに戸惑い、間違えて、せっかくの彼からのオファー(友達になるという)のを拒絶するボタンを押してしまい、あわててお詫びのメッセージを送ったのである。そういう一連の操作の中で、私の気持ちは確かにこのネットのウェブアプリケーションによって盛り上がっていた。だってメッセージは相手がログインしていれば、すぐにリアルタイムに画面に表示されるから。モニタの一隅にウィンドウが出てポコッとか、音がして、彼のメッセージが出る。

数分のあいだ彼とのやり取りを楽しんだ、家事育児や仕事を忘れて。近代や新自由主義の呪縛から解き放たれるのを感じた。

これだ、と思った。ネット革命を後押しした、若者の気持ちを高ぶらせ続けたパワーの正体は。20世紀、人類の歴史を翻弄した「イデオロギー」は、今、PC画面にかわいらしい音とともに表示される幅数ピクセルの小窓から伝わる、知り合いからの何気ないつぶやきに、変わった。

彼と私は、旧来概念における「友達」といえるほど長い時間を青春期にともに過ごしたわけではもちろんない。いわゆるウィークタイズというやつである。そう、ウィークタイズの知人のほうが、家族や親しい友人よりも人の行動のモティベーションやネットワークに強い影響を及ぼすという研究結果がある。

これからは、ITツールで世界規模で活性化されたウィークタイズが、政党政治やイデオロギー、宗教の枠を超えて人々の行動に影響を及ぼし始めるんじゃないの?

そうした中で、私がこのブログやツイッター、facebookにログインし、あれこれ言うことは、もしかしてネット革命の世界潮流の一翼を担う作業になっているのかもと。そう思ってせっせと自分の写真なぞ、アップロードし、facebookのガイド本など読みふける。至福の、夜が深けていく。

ところが次の日、寝不足で風邪をこじらせてしまい、家族と行楽に出かける予定をキャンセルする事態となった。ウィークタイズもいいけれども、このウィークすぎるボディを何とか引き締めないといかんな。

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