士業のおわりと取り戻される自由

人口減少で市場が縮小し、資本主義のエンジンである金利も説明が付かない低迷を続け、株価は政府がかってやっと水準を維持しているありさま。

もはやタコが自分の足を食べている、そんな資本主義の黄昏が、夏の終わりの「カナカナかな」虫の音と共に妙にリアルに感じられる今日この頃、こんな本を見つけました。

バベる! (単行本)――萱原 正嗣 岡 啓輔 (著)

自分でビルを建ててる人がいます。2005年~着工、今も途中です。地下一階、地上三階。

私この人を取材したテレビ番組見たことあるんですが、自分のビルを建てることに時間とお金がかかり、無収入だというのです。

こういう人にこそ、ベーシックインカムが必要なのではないでしょうか?

そして、これから話すとおり、じつはほとんどの人が、このような「自分で建てる」「自分でやる」つまり士業に頼まない世界がやってこようとしているのです。

建築士、弁護士、医師、会計士、税理士、行政書士、保育士。

行政と個人の法的関係を調える代行業の皆様です。もちろん、命の安全にも関わっています。彼らは、お金をもらって、個人が本来やるべきことの一部を代行します。

昔は、個人はお金を外部の市場から稼いできて、そしてそのために時間がなくなってしまうため、余ったお金で本来自分がやるべきことを士業の人に外部委託していました。

ところが、外部の市場が腐ってしまったため、個人にお金が入らなくなりました。その代わりに、暇な時間がふえました。

お金と時間は、私が思うにトレードオフ(どっちかということ。両方は選べない、質量保存の法則を思いだそう)。

家庭を持つほとんどの人は、男女老若問わず、その暇な時間、政府からおしつけられた家事育児に狂奔することになっています。しかしベーシックインカムが始まれば、ちょっとだけこの家事育児の陳腐なアンペイドワークから時間を取り戻せます。

その時間に始めることは何でしょうか? 間違いなく、士業に長年放り投げてきた諸活動を取り戻す仕事ではないでしょうか?

たとえば、
  • 建築士から取り戻すおうちづくり
  • 弁護士から取り戻す権利とか法律のあれこれ
  • 医者から取り戻す健康な暮らしと身体作り
  • 会計士から取り戻す家計と法人経営の簿記
  • 行政書士から取り戻す行政文書の作成と提出
  • 保育士から取り戻す子育て
やってみればわかるが、じつはとても楽しいことばかり。少なくとも日々のルーティンワークよりは。

そしてこういうことを丸投げして、自分の稼ぎに没頭してきたから、今みたいな残念な、つまり長期的スパンに立つエコで持続可能な文明社会が微妙な感じになってしまっているのではなかとおもいます。

要は楽しいことをせず、金のために我慢して思考停止を続けてきたのがこの10世紀だったのです。ベーシックインカムで、これらの楽しいことを取り戻せば、カルト思想(含む、さようよ)にはまったり憲法のことでかーっとなることはないでしょう。

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