貧困と疎外

 沖縄の若い貧困女性を取材したラジオを聞いて分かったのは、彼女たちは小学校高学年で学校に行くのをあきらめ、十代で妊娠してすぐ離婚し、シングルマザーとなっている。そして、一様に、「中国が攻めてくる」ことをもっともおそれている。同じ世代のママコミュニティーはおもにSNS上にある。国際条約など知るよしもなく、「みんなが言ってるよ」ということだけを根拠に、「ネトウヨカルト」思想にすっかり染まってしまっている。(ちなみに、「中国脅威論」が気になって気になって仕方がない方は、1度、心療内科か地域の福祉事務……(以下省略))
 この沖縄の事例が、全体の何人かは知らないけれども、少なくとも琉球大の教授が調べた限り、こうした女性は増えているらしい。
 非常にまずいと思う。
 もう一点、慶応大学の学生グループが調べたのを朝日新聞で見たんだけど、今の年金制度は、将来世代がもらえる分を、今の高齢者が先食いしているような状態になっているらしい。というか、そもそも日本の金融資産の多くを保有する高齢者を利するために、日銀が株価を支えたり国債を買っている時点で、十分に高齢者優遇の構造。それに加えて、年金も今の高齢者の、いうならばベーシックインカムのために若者から吸い取られていることがもう完全にはっきりしている。
 国民年金は、20歳になると払う義務が生じる。奨学金を借りた学生は、そこからこの年金を払うことが推奨されている。貧しい学生に借金までさせて、この国は高齢者にお金をばらまいている。
 もう今の30歳以下の人は、そして子どもがいる40歳以下の人は全員、いますぐまずは過払い金があるかどうかを司法書士法人イストワールに電話して「スッキリ」するのではなくて、生活保護を受給できないか、地域の福祉事務所に行くべきだろう。
 さらにいうと、大事なお金が、若者を搾取するシルバーデモクラシーの、このクズな構造を堅持したまま、低い生活保護の捕捉率を放置したまま、2年後の土建屋とメディア(いずれも黄昏れた業界だ)のための最後の花火――オリンピックのために使われようとしている。
 ここでは、マルクスのいう「疎外」という概念について、勉強をはじめるときだと思う。いったい何でこんなことになっちまったのか。はーあ。

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