子どもを狭い場所に長期間詰め込むと起こるトラブルあるある

よく虐待や育児放棄が話題になるが、その原因が意外に、極めて些末な、小さなトラブルが原因で、具体的なそのトラブル内容は明文化される機会も多くないことに注意しなければならない。

私は今日は台風で家に子どもが全員いるが、極めて危険な状態に容易に転化しやすい。たとえば――、

  • 焼きそばに入れる紅ショウガの配分
  • 本を貸してくれ、いやだの応酬
  • TVのチャンネル争い
  • 性格批判や「いつもそうだ」みたいな証拠のないクレーム
特に、本を貸せ、持っているだろう、いやだ持っていない、ウソをつけ、といったことから殴り合いに発展しそうになった。大声で物理的な距離をまず離し、本を貸してくれといったほうの当事者に、その本をいますぐ買ってやるからといって(ただし支払は本人名義口座から引き落とし)、事なきを得る。

本のタイトルは、『約束のネバーランド』(1~14巻)であった。これで、たぶん7000円。23日で読み終わる。これじゃ、スマホ育児、スマホ保育したくならないわけがない。

スマホさえ与えて適当に動画とかゲームやらせておけば、こうしたトラブルも起きない。親も平和で、金も出て行かない。

しかしスマホ、ゲームはうちは厳しく時間管理しているので、上記のようなアナログなトラブルがしょっちゅう生じる。

このように、育児の現場では、想定外であまり知られていない、取るに足らない些細なトラブルが、人間のエネルギーの大部分を消耗する。こうした消耗や、家庭内の平和維持、デジタルデトックスの仕事に対して、支払われる報酬はゼロである。金が払われないから理不尽な気持ちになってくる。子どもの安全は、親の忍耐力「だけ」にかかっている。

マスコミで騒がれるようなレベルの育児放棄や虐待はたしかにひどいが、マスコミのニュースになるほどだから実際は滅多にないことだ。だが、子ども育児放棄や殺害などの致命的な「末路」にもいたる小さな育児トラブルは、日々、日本中の子育て世帯で起こり続けている。ここをフューチャーしていくことが急務だろう。

具体的にはケアマネージャーをそういう家庭に常駐させて、細かい家事や育児のもろもろに対処する。もちろんベーシックインカムも必須である。

ヒヤリハットという言葉、ググってみてほしい。正直、育児家事はヒヤリハットの連続だ。工場とかではヒヤリハットの標語の元、だいぶもう効率化され、安全になっただろう(ただ、そうして生み出されたものはもはやデフレと少子化で売れ残るばかりなんだが)。ヒヤリハットを家庭の標語にして、それをしっかりフォローしてくれるマネージャーを政府は派遣してほしい。

ベーシックインカムしかない。

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