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2月, 2020の投稿を表示しています

領収書はお金であり護符

私は正直に告白すると夏休みの宿題とか、読むべき本とかは、超後まわしにしてしまうタイプです。

というか、ADHDなのでそれはあたりまです。生まれたときからそういう仕様で出てきているので、それ以外の対応はできないことになっているんです。

で、今確定申告のシーズンで、いろいろ工夫してやっとの事で1社終わったので、のちの備忘のためにこれを書くことにしました。工夫ってなにか?はい、たとえばコンサータを飲む。コーヒーを飲む。あとは、使っていないノーパソを横に置いてひたすら「酷道」動画を映し続けるとかですかね。酷道を延々走る動画。パソコンが処理が遅くてイラついたときに。あるいは、国税庁電話相談センターで待たされているとき。酷道風景を眺めるだけで本当に癒やされて別世界に旅立ててステキなんです。工夫は以上になります。

さて、法人が、つまり普段は命がけで赤字にしているにもかかわらず、たまたま想定外に売上が増えてしまい黒字になったときにどうするかってはなしです。日本の法人のうちこれは200万社くらいあってほとんどが中小零細企業ですが、8割は赤字にしているため、黒字になったときは私のように慌てふためきます。ただ、ほとんどの法人代表者は税理士に丸投げしていて、社長自身が確定申告しているケースというのは少数と思っています。

黒字の場合に戻ります。黒字が見えたら、当然私も毎回慌てます。というのは、オペレーションが複雑で、書類作成もたいへんなことになるためです。ここで一点、「私」=人間の私というより、法人代表者つまり法的な意味でのヒトなので。つまり、有り体に言えば私=会社、ということになります。以下はすべて法人(会社)についての話になります。ただし、利益の考え方や、税の納め先は同じですから大丈夫です。

あとでみて訳が分からないとイラつくので、ものすごく簡略化してしかも私の小さい小さい法人の、たった200万程度の黒字の場合に限り話します。たったというのはもちろん異論があるでしょうが法人の税の話をするときにはこれは小さいと思います。

まず、いったい誰に対して払うか。三人います。払う相手は三人います。カッコの種類は、それぞれに対して払う税金の種類の数です。これらはそれぞれ計算の方法や税率が異なります。=は変数ではなくて、まあハンドルネームとしましょうか。ときのリーダーと名前がたまたま似ていますが、分か…

「空気」を平和にたもつDIYマスクつくりました(無料DL可能)

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日本は高齢化により長くデフレが続いている。しかし、モノの価格がすべて下がり、買いやすくなっているわけではない。モノの価格と同じようにあるいはそれ以上に、庶民の所得も減っている。

れいわ新選組がデフレを克服するためにお札を刷るとか言っている。それって聞こえはいいが、インフレの危険を指摘する経済学者は多い。

今注意したいのは、全体ではデフレのままだが、何かのイベントが起こると、それに反応して生活必需品の一部がピンポイントで値上がり、品不足になる危険なインフレだ。3.11のときは、店から一時食料は消えた。ガソリンスタンドは長蛇の列が起こった。インフレになる前に、モノが店から消えてしまうのである。

これってすごく怖いことだし、れいわのやり方みたいなことで解決できるとは到底思えない(少なくとも消費税はしかしゼロにしてほしいとは思っているがそれとこれとは別の話)。

で、最近近所のドラッグストアで、あろうことか花粉症のシーズンなのにマスクが全くなくなってしまった。そこで今日は、昨日2時間かけて作った、だれでも家にある材料だけで作れる簡易マスクを公開したい。

これをセブンネットプリントとかでA4モノクロで印刷して(もちろん家にプリンターがあればA4コピー用紙で印刷して)、あとは輪ゴムとホチキスとセロテープがあれば作れてしまう。ちなみに私の事業のお客様は直接言ってくれれば、きちんとスジ入れ加工したものを差し上げます。

要は、ウィルス保持者(あるいはそう見える人)が、飛沫を外に飛ばさなければ、少なくとも平和秩序は守れると思う。たとえば九州では、口を塞がずに咳をした乗客に対して、そばにいた乗客が咎めてトラブルに発展し、二人とも電車からつまみ出される事件があった。そういうことが、少なくともこのマスクがあれば防げるだろう。

もちろん、口から出た飛沫がまったく外に出なくなるわけもなければ、これでウィルス感染を防げるかどうかははなはだあやしい。

ただ人は、空気を読んで行動している。その空気に向かって私は飛沫を出しませんよという形がこのマスクでは表現できる。結果として、場の空気は平穏に保たれる。平穏どころか、クスッと笑ってしまうかもしれない。笑いは免疫力アップになるだろう。そういう効果を狙っている。ではどうぞ。

PDF版 A4_DIY_MASK.pdf

JPG版↓


塾の生徒に向けて書いた私のお訴え

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勉強(成績が上がる)方法
①インプット(理解して繰り返して覚える)
②アウトプット(インプットしたことがテストで使えるかどうかを確認する)

成績がいい人とは?
①と②を成績が良くない人よりもたくさんの時間やっている
PDCA高回転で回す!!以上! でもこれできるのは地頭がいいか富裕層の子供だけ

塾予備校の問題点
結局、時間をかけなければ成績は上がらないが、十分な時間数を通うには
非常に割高になる

参考書や問題集
無料で配られる学校の教科書、問題集はもとより、
本屋に行けば参考書。アプリでも月1000円も出せばいくらでもある
https://porto-book.jp/
https://www.manabi-aid.jp/
https://studysapuri.jp/

やる気の問題
こどもが、「やればできる」(=やってない)状態で放置されている。
勉強は怖くない。始めればできる。その声かけ、一番肝心の「一押し」
が足りない。「ケア」のリソースが足りない。
(日本はOECD36か国でGDP比の教育投資が最も少ない)
結局、子供の学力はカネ次第、本人次第になっている(させられている)
カネは地球上の下位半分の持つ資産とトップ50名弱が持つ総資産が同額、
極端な格差社会でアノミー化(無気力)が進む

子供たちの一部はもう動いている
気が付いた子供たちが自衛のためにはじめている
自分たちで勉強会をやる。SNSで励ましあう。
スタディプラスhttps://info.studyplus.co.jp/

結局手間と時間を資本主義から返してもらいたいんです!!

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大西つねきさんがこの動画で言っていることで最も重要なことは、人びとの貴重な時間と労力が、本来注がれるべき「愛のいとなみ」(最たるものが子供に対するケア)ではなく、巨大な搾取システムにより、無意味で理不尽な、そしてたいていは暴力的な、手段が目的化してして年月を経た挙句もはやまったく意味のないような「賃労働」に奪われてしまっている、そういう現代社会が到達した残念過ぎる現在地である。

 彼の言葉は、彼が実践している活動から実体験ベースで出てきており、とりわけ賃労働に従事する男性よりむしろ地域で子育てや短時間労働に従事している多くの主に女性たちの心を打っている。
 彼は、高校の放課後の居場所づくりの活動とか、「ツネキッチン」と称する子ども食堂のような取り組みの中で、自己肯定感が低い子供たち大勢と出会ってきた。
 親からのケアを十分に受けられずに、思春期を迎えると、たいていは自己肯定感が低いままで、自分は生きていていいんだろうかとか、将来に希望を持てず無気力になるなど、悲しいアイデンティティの問題と孤独に向き合うことになる。親からのケアというのは、それほど難しいことではない。親が、子にかけるべき十分な時間のことである。ところが、親の時間は、冒頭述べた大規模な搾取システムにより奪われてしまっている。
 親は、子供のことを心配しながらも、お金のために目の前の仕事に長時間従事しなければならないことが多い。
 お母さん(お父さん)がいつも家にいて、子供とたくさん話をしたり、一緒に出かけたり、スキンシップを毎日できていればもちろん門田はなかった。しかし今は、そのお母さん(お父さん)も「女性活躍」と称する(本当は男性稼ぎ手への賃下げによる家計へのダメージを緩和し株価が下がらないようにしたい為政者と経営者たちの)謀略により、お母さん(お父さん)も家で、子供と一緒の時間を過ごしにくくなってしまった。
 私はサラリーマン時代、子供と妻が家にいて、それがものすごくストレスになった。家に帰ってみて、たいして高くもない給料のために、なんでこんなに子供や妻との時間を取り上げられなければならないのか。全く納得できなかった。それなのに、サービス残業さえ当たり前に強いてくる会社組織。結果として大学卒業後、7年くらいしか勤め人は無理だった。7年のうち、半分以上は編集者で時間が割と自由に使えたので、実質的に…

普遍主義的社会保障とは

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いつも金子勝教授はれいわ新選組を批判している。彼の話を丁寧に聞けば、その批判が的を射ていることがわかる。例えば例話は、一律3万を配れと言っている。彼はそれを批判しているが、理由はそれでは本来の社会保障について国民が考えなくなってしまうからである。
金子は、世界の社会保障給付のトレンドが、普遍主義化していることを動画で言っている。この動画はしっかり見たほうがいい。普遍主義と選別主義、いったい社会保障の世界で何が起こっているのか。このことを一人一人の国民がしっかり考えて、これからの社会をどう、構築していくのか、わがことのように関心を注がないといけないだろう。
ただ、私は、こうした議論をでは、今までの政治家が本当にやってきたのかどうか。やってないと思う。そしてれいわはその手のこれまでの政治家と違って、少なくともこうした議論に国民の監視を向けさせることに成功している。


金子勝の言いたい放題の動画は非常に興味深い。彼の言っていることと例話の言っていることは、必ずしも対立しない。これは現代文の読解の攻略法のようになるのだが、話している問題は同じでも、深度や手法が異なる。また、依拠している知的な蓄積も残念ながられいわの山本氏は金子氏に劣後する(そりゃそうだろう)。

学者は、難しい試験をかいくぐって、多額の授業料を収めることができる階層の若者に、給料をもらいながら自説を解くことができるいい仕事だ。一方政治家はそうではない。そこら辺の街を行く人に話を聞いてもらって、4年だけの任期の仕事を得る。普通はバカらしくてやってられない。学者目指すだろう。

そんな学者がでも、街で説法をする山本氏と何か共振のようなものが出始めてきている。私はそこに日本の社会の希望を見出す。


立場主義で視野狭窄になり本来の機能を果たさない為政者

立場主義で視野狭窄に陥り、本来の機能を果たさない為政者。視野狭窄というのは自分の目の前のことしか見えなくなってしまい、まるでトンネルの中、はるか彼方に小さく見える光の一点だけを見て、猛進しているような様にも当て嵌められる。

問題は、そのトンネルの出口が、その人にとって本当に最善なのか、本人には決して分からないことだ。しかもそれがたとえ話ではなく、現実の生活や人間の営みに生じると問題はいっそうやっかいになる。

よくシングルマザーの人たちは貧困なので視野狭窄に陥り、政治的な活動をする余裕がまったくないと放置される。するとますます再分配の恩恵が遠のき、貧困生活は終わりのないよう相を呈しはじめる。貧困が終わらないからさらに視野狭窄の度合いが高まる。残念ながら、貧困の先にあるのは、心身の健康を損なうこと以外にないのである。

いま、立憲民主党の枝野という党首は、まさにこのシングルマザーが陥る視野狭窄になってる。最大野党の党首が、もはや間違った破滅への道に突き進んでいるのである。

どういうわけか。

彼は、新しい政治をはじめよう、草の根の声に私たちは耳を傾けることができる政党だ、こういうスローガンを言っている。じゃあ当然消費税を下げるべきだと思うが、なぜ下げないのかと記者に問われて「財源のことを与党に攻められる」だと。財源のことについて、れいわみたいに勉強して、理論的な裏付けを構築しなければダメだと思う。単に与党にいわれて選挙に不利になるなら、どれだけ庶民草の根が支持している消費税減税もお断り。これこそ立場主義といわずなんといえばいいか。

まったく古い政治のままだし、草の根の声なんて一切考えていないのである。

まあ、しかし、草の根とか、古い政治がどうの。これはまだかわいいほうだろう。恐ろしいのは、現に今、新型ウイルスの蔓延で国民が生命の危険にさらされているにもかかわらず、自分の保身のためにそれはそっちのけで嘘に嘘を重ねる安倍総理とその取り巻き役人の実態だ。

まず、公職選挙法などの法律に明白に違反している桜を見る会問題。証拠を徹底的に隠滅し、ウソにウソを重ねてひたすら逃げようとしている。検察にしっぽを握られないようにするために、もう国民のことも、国会も、対面も、倫理も、真実も、日本語も、知性も、何もかも一切かなぐり捨てている。

国会での彼の態度はもはやギャグ、ネタレベルにまでなって…

鬱状態からの回復とは

そもそも鬱状態とは、身体の健康が損なわれるほどの気分の落ち込みである。

食欲不振、不安、動機、ふるえ、睡眠や摂食の障害。放置すれば自殺など文字通り命の危険に関わるので、これは間違いなくれっきとした病気だ。

問題は、「引きこもり」の状態と鬱病のあいだにひろがる広大なグレーゾーンというか、ロングテールというかそこだろう。

娘は今どうなってるんだろう。いちばんひどいときのやばい状態は少なくとも今はまったくない。笑顔もあるし、朝起きて御飯も食べる。家族と。

外で妹と遊んだりできる。

食事やエネルギー(暖房や電気水道など)は家族なくしては無理だ。家族が亡くなったあとどうするんだろ。なにか腕に職を付けるだとか、どっかのコミュニティに包摂されるとかしないとまずい気がする。

ひだまりのなかネコとじゃれてるときが幸せだそうである。

パイが縮小すると起こること

給与所得者のほとんどが株式会社などの資本の出し手が設立した営利企業に勤めている。

資本の出し手の目的(財の最大化)のために雇われている人は、当然のことながらその会社の利益追求の活動に全力を注ぐ必要がある。

ある会社があるマーケットでほかの競合としのぎを削っているところ、そのパイが小さくなると何が起こるか。当然値下げが起こる。値下げするには人件費を削る、不採算資産を処分する、等が考えられる。

この段階ではじめて従業員は、会社が自分の人生のハピネスを増進させることには興味が1ミリもないことに気がつく。

環境が厳しいので従業員各位にもご理解とご協力を、とかいって、株主配当とか、株価はしっかり維持する。気がつくと、株主がごっそり変わっていたりする(会社ごと売り買いされしまった)。

現在、日本の消費者向けサービスのほとんどがレッドオーシャン化している。つまりパイが小さくなってしまい、ぜんぜん企業が儲からない事態である。

何やってもすぐアイディアやビジネス手法はパクられるし、パクられた先で最後は巨大資本に買われてしまう。どうにもむなしい感じである。

そういう場合の従業員の戦略はなにかといったら、もうゲームからの撤退がいちばん心の平和につながる。それはそれでいいが、私は撤退しても暇なだけで、それはそれでつまらないので引き続きゲームには参加したいと思っている。

あまり競争を感じられないような狭い分野で、独自にスキルを蓄積していくといいかもしれない。たとえば、ガテン系の資格だとか、介護系の地味な資格を取るとか、プログラミングとか。それらを全部やる。細々したスキルをたくさん身につけていけば楽しいと思う。じつはこれこれもできるんですよ、って感じでドヤれるし、スキルがあるから何とかなると楽観的な気持ちでいられる。

今の時代、あまり全体のことを考えると気持ちが落ち込んでしまうので、目の前にある、関心が持てる細々したことに没頭してやり過ごすのが案外いい気がしてきた。


エコール42について

エコール42というプログラミングスクール、フランスではじまった無料で24時間365日開いているものすごいのが東京でいよいよ始まるらしい。
入学試験がものすごく難しい。3年くらい、それこそ寝食を忘れてプログラミングの修行をして、すごい企業へ就職していくって言ってる。
「24時間解放でシャワーもついています。生徒達は好きな時間に通学し、好きな時間まで課題や勉強に打ち込むことが出来ます。夜通し作業をした生徒達が廊下に寝袋で寝ているのが日常の光景」

こういう生活態度が肯定されていて、それで課題を達成して、結局企業で働くが、その企業がじゃあ、どんなことで儲けるのかって言ったらGAFAとか金融機関とかじゃないか。つまり少数の株主や投資家に金がどんどん集まって、その他大勢がどんどん貧乏になっていくっていうそういう資本主義のいびつな格差拡大……

プログラミング教育に限らず、学習することで大事なのはアウトプット、あと自分の中から湧き出てくる興味関心(やる気)、そして仲間の存在。そういうのをこの学校は備えているらしいが、まあそれは一定の評価は当然ある。

問題は、あくまで資本主義の枠の中での、ということであって、これからは、そうやって高効率で学習して何かなしても、もっと別の外部不経済の問題(環境や搾取、格差拡大、途上国で頻発する深刻な感染症など)や人々の道徳の問題について配慮しなければ、世界トップに君臨する巨大資本の便利な「パーツ」で終わるだけだと思う。パーツとして優秀であるために、寝袋で寝たり夜通し「仲間と」コーディングしてイエイ、俺たちスゲーぞって。それだけじゃダメ。

そもそもこの学校は最初の段階で膨大な入学に失敗した人というのが出る。そういう風に、排除されてしまった人はどうするのか。差ができる。その差はやっぱり解消するのはベーシックインカムみたいなのしかない。国はそういう制度を設けて、格差を緩和する施策を常に打たないとまずいだろう。

Quoraとメディア 何が人を惹きつけるのか

Quoraっていうウェブメディアがあり、大変興味深い。カテゴリが次のようになっている。

社会的慣習行動心理学プログラミング言語新聞教育改革子供子育て日本の教育社会経済哲学経済学 私、つまり東京に住んで子供も育てている会社経営者でシリアルアントレプレナー(つまりADHD)で、預貯金なしで今の生活が苦しいと思っているマジョリティーから見て、とにかく刺さる記事ばっかり。しかも、質問と、それに対する投稿者の回答で構成されている、つまりこれはプラットフォームである。

消費税を上げないと次世代の負担が増えるしか言わない朝日新聞。ネトウヨにこびた結果誰も買わなくなって経営不振となった産経新聞。そういう残念な既存メディアは新卒一括採用で採用されてたたき上げたエリート意識しかない記者が書いているから全然刺さらなくなってしまった。一方Quoraは実際市井の人たちが本音を書いている。当然編集はされているんだろうが文章もうまいし。

ガテン系の資格をたくさん撮って仕事の楽しさに目覚めた50代のおじさんとか。脳神経学者とかが普通に、子育てとか仕事のやりがいとか、日本の教育といった身近なテーマについて意見を書いている。

不都合な真実が次々暴露されていてすっきりする。また、成功した人が既存メディアでドヤっていう諸言説の馬鹿さ加減についても事実ベースで反論しており頼もしい。


ネクロフィリアとそれゆえのベーシックインカムしかない

人は、死が怖い。というのも、ちょっと考えればわかると思いますが、そもそもどうしてこの私が今この時代に生まれたのか。その問いに対する答えが全くない。

両親が盛り上がって性交して細胞が生まれて分裂して出産されてどうのこうの。それはもちろん答えじゃないですよね。

問いの原因は、そもそも人の持つ想像力というリソースが、将来への不安つまり、死の恐怖にバーッと投入され、無限の不安ループにとらわれているという、人が人である所以の本性にありますよね。

死ぬってことが分かっている以上は、もうそれはとてつもない不安をいくらでも心の中に作り出すことができるんです。

で、金なんですけど、金ってのはもともと共有地の悲劇、あるいはホッブスの自然状態の問題をゲーム理論的に解決する過程で出てきたものです。つまり、長期的には人類はみな反映したい。もし、文明以前の状態なら、資源の奪い合いが起こって殺し合いが起こって全部みな死ぬってことにしかならない。ゲームオーバーです。それじゃあプレイヤーみんな不幸ですし、先がない。だから、人は国家とか所有権という「柵」を作って、その中で再分配したり、資源が持続するように協力したり、そしてすぐに、別の柵の中で余っているもの当地で余っているものを交換し始め(交易)、お金が出てきたらもっと便利に、お金を媒介にして需要と供給のアンバランスを調節でき量になった。お金として持っておけばその時に需要がなくても、いつでも大丈夫から。

国家とか、貨幣が、人間の不安を解消するのに役立った。

でも、今、貨幣は本来の役割を超えて、まあこれは資本主義の欲望増殖の運動のせいなのだが、一部の人に富が集中するようになってしまった。

新しい不安というか、資本主義という制度に内蔵された欲望喚起システムが、一方で数限りない不安を作り出しているんだと思います。

それで、『悪について』というエーリッヒ・フロムさんが書いた本があります。この本によると、人間が備え持つ悪の本性は三つあると。それはナルシズム、ネクロフィリア(バイオフィリア)、母親への共生的固着だと。

大体、見た感じやばいなってことはわかってもらえると思う。ただ、ネクロフィリア(ばおふぃりあ)は何だろう。これひとことで言いますと、死を愛する(生を愛する)という意味です。

え?死を愛するって?そんなわけないじゃないかって普通は思いますよね。じゃあ、…