人間がファシズムに向かうしくみ

孤独で不安な人間に、恐怖と演繹論理で洗脳。あっというまに洗脳が終わって秒で殺人ロボットになる。アーレントの研究で分かる。

演繹論理というのは次のような論理だ。

人は死ぬ。Aは人。Aは死ぬ。

○○人はバカ。Aは○○人。Aはバカ。

これの何が問題かというと、最初の前提が正しいか正しくないかという疑義を挟み込む余地なく、人の危険な駆動装置(テストステロン)に着火する力を持っているからだ。

演繹論理は誰が言ったのか、そのこととが真実かが問われることがない。すぐに、バーッと人を興奮させて動かす危険がある。というか、人間という動物は基本的には、思考停止状態でジッとしており、獲物が見つかり次第その捕獲に動くという単純な本能にほぼ支配されている。演繹論理はそういう人間の本性を見抜いた為政者やリーダーにとって、非常に強力で簡単に使える「武器」である。

ユダヤ人はドイツ人にとって害悪。Aはユダヤ人。Aは害悪、ホロコーストに携わったドイツ人の多くが普通の人だった。普通の人でも、とんでもないことをしてしまう。

あとは、為政者が語る欺瞞が加われば完璧に、バラバラな状態で経済困窮という不安に置かれた群衆は、ファシズムでもなんにでも動き出す。

孤独はまずい。そして、演繹論理によって意思決定するのは、人に備わった傾向だから、不断の努力で常に、言われていることが真実なのか。道徳的に正しいのか。考えなければならない。

官僚やビジネスの場面で書かれる文言のほとんどは欺瞞である。書き手が、読み手を操縦するために、真実や書き手の都合を隠蔽して読み手をだます。

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