公共サービス民営化の問題点

問題点しかない。なぜなら、ある特定のサービスを民営化する場合、大体は株式会社である。株式会社は経営者がいて、そいつが道徳的には完全に腐ってることが科学的(哲学だが、笑)に明らかになっている。

つまり、人間は権力を握るとモラルのタガが外れて銭ゲバ、欲望の亡者になる。

たとえば、公民館の仕事をやらせたらどうか。公民館では、市民たちが集まって、折り紙、工作、簡単な運動やゲームを楽しんだり、またそうしたことが得意な市民が講座を開いたりしている。

しかし、放っておいてそういう人たちが集まるかというと、そんなわけがない。テレビの前で、思考停止状態で生きるしかばねになるのが人間の本性だから、そこから公民館まで引っ張り出してことを始めなければならない。

そのためには、あらゆる工夫と時間、手間を、その引き受けた公民館の管理者がやらないといけない。ファシリテーターとか、モデレーターなどという。

民営化されている場合は、そんなことに関心を持つ経営者などいるはずがない。いたとしても持つかどうか。そんな直近四半期の利益にならないことをするために経営者がリソースを割くことを許せば、競合の会社にたちまちその市場のポジションを取られてしまうのがこの恐るべき資本主義の正体である。

だから絶対に公共サービスを民営化してはいけない。というか、このコロナショックのせいで、アメリカは2か月で200兆円以上、国の借金を増やした(国民の借金とは違うので注意、国の借金=国民の資産)。

コロナで明らかになったことは、今、外出制限で倒産しそうになっている業態というのはつまり「不要不急の」サービスを提供している事業者だということだ。そうした人たちを救うために国が金を刷っている。もちろんそういう目的だけではないけれども。

コロナのような感染症は今後もバンバン出てくるといわれている。そのたびにこんな財政出動して金配るってのか? それで、あとでまた、借金がこんなにあるから、国民に増税して将来世代のために借金を返そうとかの財務省や朝日新聞とかがやりそうな財政ポルノを見たいっていうのか? もう資本主義は完全に終わっている。

そこで、公共サービスを民営化するのではなくて、民営サービスを全部国営化してしまい、そこでの通貨は特別な貨幣を発行して、資本主義をやり直したらいいと思う。最低限必要な食糧、エネルギーはもちろん無料である。

民営サービスの中には、当然私がやっているこの無給かつ無休の家事育児も含まれる。ただ単に無給だというだけで、民がやっていることにかわりない。当然ここも国営になる。私の家事育児が国営になるということは、国がそのサービス給付の原資を担うという意味であり、出た!!!ベーシックインカムここに完成!!!もう無給じゃない!時間外手当ももらえる!

国のあり方を、パンデミック=平常時代に組み替える時が来た。したがって私はベーシックインカムしかないというのはもちろんだが、この十年にわたり書いてきたことが、どんどんマスメディアで知識人や政治家が言い出している。人生でこんなに痛快なことはなかった。

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