大西つねきさんは離党後自民党の党員になる道がある



 私は去年の7月から突然財政や国の借金に強い関心を抱くようになったが、そのきっかけは大西つねきさんだ。私は彼の動画のレクチャーを聴いてなかなか参考になった。
 ところで彼は、7月のはじめころ、命の選別を政治家がやらないといけないみたいなことを自分のライブ配信で口走ったために大炎上、山本代表が謝罪し、また、党籍の剥奪も党の総会に諮られることとなっている(ブログ執筆時点)。れいわに敵対する人たちや、れいわ内でも大西さんは理解の埒外だった支持者が噴き上がって、炎上が半端ない。
「募ったが募集はしていない」総理
「金額は言ったが価格は言っていない」財務官僚
「いいかげんに死にたいと思っても生きられる。しかも、政府のお金で(中略)。さっさと死ねるようにしないと」政治家の麻生太郎氏
「(終末期医療について)さっさと死ねるようにしてもらわないとか、考えないといけない」政治家の麻生太郎氏
 今の政府与党の官僚や政治家はとてつもない失言を繰り返しているが、謝罪撤回はもとより地位もまったく揺るぎない。大西さんよりもはるかに悪質で、そもそも今の日本に生きるある程度のおとななら、心のどこかに持ってるだろうが、絶対に公では口にしないように気を遣っている「本音」めいたモノの露出ぶり、自民党のロックな爺さんたちのシャウトが止まる気配は一向にない。
 大西つねきさんは、この際自民党の党員からやり直すべきだろう。私みたいに自民党のウェブページ党員募集から資料請求して市議さんを呼んで党費4000円を納める、ということである。私が自民党の党員になったのは、こういう「スベリ」に寛大な党はじつは保守本流の自民党だけなのではないかと思ったからだ(冒頭中島岳志先生のいう「保守」について)。
 なお大西つねきさんに一言言わせていただくと、私は6月に党員になったので、今月入党したとしたら私のほうが「先輩」になるので、よろしくお願いしますということです。
 さて、人間の理性には限界がある。そもそも失言だって失敗だってやらかすし、寝坊もすれば忘れ物もするし、USBだって分からなくてもおかしくない。自民党はこの間、かなりでたらめでヤバい、およそ賢いとはいえず教養もない人でも、しっかりリーダーや大臣になって、故郷の錦を飾ることができている。ある意味すばらしく寛大な党なのだ。おまけに、支持率が下がるどころか選挙での強さは相変わらずだ(少数の支持者に熱烈歓迎されていれば、野党が勝手に割れてオウンゴールを繰り返してくれるので自民党の安泰は失言の有無や政策能力に関係なく約束されている)。
 もし大西さんが自民党だったら、この程度で今回みたいな血祭りに上げられることはないだろう。いやでも、さすがに優生思想じみててまずいとなるかもしれないけど。れいわ総会での大西さんへの処分に注目したい。
 あと最近の私の浅薄な知識で僭越ながら申し上げると、「政治家が命の選別」というのはある意味欧州で力を得ている極右政党につながる極めて危険な考え方だと思う。というのも、最近は経済的に行き詰まり、また家族や地域社会も崩壊しているから、何かしら過激なイデオロギーで燃え上がりたいという欲求が潜在的にはあるといわれている。れいわはその真逆の左派ポピュリズムなので、「命の選別」は反対勢力に塩を贈ることになる。党の存立を揺るがすことになるので、極右ポピュリズム的言論は絶対に受け入れられない、当然だ。

ただ、この際右とか左とか、与党とか野党とかは、もうどうでもよくて、とにかく資本主義が低金利、低成長と、とどまるところを知らない債務の増大で行き詰まっててヤバい、ということで左右協力してポスト・キャピタリズムに向けて知恵を絞ってもらいたいと政治家にはお願いしたいというのが私の訴えだ。

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