日本のこどもは世界一健康だが世界一不幸、ユニセフの報告

ユニセフが毎年一冊公表している「レポートカード」最新の16によると、日本のこどもの幸福度は世界において相対的には非常に低く、最下位レベルだという。

対GDP比で教育投資予算がOECD加盟国中でも最低レベルで、女性に無給で家事や育児を押しつけたまま、男性は儲かりもしないむなしい資本主義の搾取労働にかり出され、しかも年々下がり続ける給料から天引きされる高齢者の世話代(年金、高齢者医療費などの社会保障費及び不足分の国債費など)はうなぎ登りだ。その結果、男性稼ぎ手だけでは世帯収入が足りなくなり、女性は無給の家事育児だけではなく、このむなしく未来のない賃労働にもかり出されている。

つまりこどもと会話をする。こどもと時間を過ごす。こどもと遊ぶ。そういうことをする大人はほとんどこの国にはいない。こどもを守らないといけない状況は、もう待ったなしであり、世界的にもこの問題が共有されていることがこのリポートから明らかだ。

このブログのコンセプトは単純明快だ。世界にはマネーがあふれている。投機に使われている部分(金融経済)が、実体経済(私たちの暮らしで使われる貨幣)を大幅に上回っている。いくら基軸通貨国の中央銀行がお金を発行してみたところで、金融経済に吸い込まれていくばかりで、実体経済にはまったく回ってこない。それどころか、投機マネーが土地に目を付けると地価バブルが起こる。その結果家賃価格が高騰。それまでその地域に住んでいた人たちが、家賃高騰で住めなくなるなどの弊害すら起こっている。

しかも、その投機マネーはもちろん、労働者の年金基金なども含まれるものの(そんなのの運用のためにバブルを引き起こして家賃高騰させて若い人の生活が困っちゃうようなのは甚だしい失敗だろう)、人々の個別の生活満足や幸福とは無関係な、少なくともそうしたことを目的とは決してされていない。投機マネーの本質はただひたすらの自己増殖だけである。

そうやって、富める者から先に富めば、あとは放っておいても自然に貧しい者にお金が下りてくるものだというトリクルダウンというファンタジーをどっかの政府のリーダーは言っていたがトリクルダウンは完全に政治目的の「作り話」にすぎない。

こどものことを嫌う心情はわかる。うるさいし、無秩序だし、また自分のよりかわいかったり、出来がよかったりすれば穏やかではいられない。そもそもこどもを持つのに必要とされる経済的地位(本当はそんなのはない、なぜなら人には生まれ持っての人権があり、こどもの人権の享受のために責任を負うべきなのは親ではなくて政府だから。そして今の日本政府はそこそこ豊かなので余裕でそれはまかなえる)を「獲得出来なかった」人たちからすれば、なんで他人のこどもの心配をしないといけないのか、まったくもって理解出来ないだろう。

こういうことになるのは、もちろん理由はひとつしかない。カネが間違って分配されている。きちんと取るべきところから吸い出して、配るべきところに配っていない。国家はもともと不合理な暴力を唯一持てる期間である。人様のカネを財布から抜き取る(給与天引きや徴税)のは国家が法的に認められた暴力装置だから。国家には、こどものためにカネを配ることは、余裕でできるし、逆に言うとそれは国家にしかできない。親にも民間企業にも官僚にも外国にもできない。

ベーシックインカムを日本が導入するしかない。

このブログの人気の投稿

宮台真司まとめ

悪の秘密ぼっち「ヘライザー」について

哲学入門チャンネルのじゅんちゃん、ゆとりfamのいよ