「雇用問題研究会」(2) 「日本型雇用」を考える 小熊英二・慶應義塾大学教授 2020.3.23
先日、電通が社員の一部を「個人事業主」として、彼らには別会社からきちんと業務委託契約を結び、報酬を支払う旨発表した。
社員の人事評価制度とか、転籍とか全部吹っ飛ばして、いきなり個人事業主にして放り出す。さすがは鬼の電通。
私も1995年に入社試験を受けてもちろん落ちたんだが、結局半分はコネ入社が定説で、本当に虚しい気持ちになった。やる気なくなる。コネ入社じゃなくても、とんでもなくすごい人しか社員になってない(OB訪問で知った)。
何が問題かっていったらこういう、人のやる気やマジメにやろうという意気込みをくじく社会の慣習。こういうのばっかりでもうベーシックインカムしかないだろうと。
ベーシックインカムに反対する連中というのは結局、ラッキーにもポジションをゲットした人だけだろう。それこそコネ入社出来た人とか。