『ドーナツ経済学が世界を救う』ケイト・ラワース 2018

 この本すばらしい。2018年にでていたのに知らなかった。タイトルがイマイチだ。ドーナツ経済学?興味ないわとなってしまう。しかし内容はすばらしい。

経済学はスッカリ陳腐化して、人々の幸福にも地球環境の持続可能性にも寄与することが出来なくなってしまっている(と私は思っている)。

そうした経済学が、今後どうすれば学問として再び人類の文明の進展に寄与出来るのか。その足がかりを与えてくれる本といえそうだ。

時間が無いので、詳しくはアマゾンの他のすばらしいレビューの数々を読んで、是非とも買って読んで欲しい。

私はKindle版を買って、fireでアレクサに朗読してもらいながら家事をしている。家事は身体を動かすので運動になる。運動しながら、世界的な経済学の最新の知見に触れることが出来て幸せだ。

はじまりからはじまりへ、これは地球環境を人類が最初はそれほど影響を及ぼすことなくスタートしたが、今やスッカリ地球環境から資源を略取して、環境を破壊する歴史への戒めの言葉だが、家事の、皿洗いとか掃除もまた、それを使う前から、使ったあと、元の通りにキレイに戻す、始まりから始まりの運動だった。

いやだから、これに金払ってほしいってこと。地球環境を汚し資源を略取する資本の仕事にはお金が流れ込んで、こういう、環境保護的な地道な市民の活動は一顧だにされない経済ダメだろう。ベーシックインカムしかないだろ。

あと、このほんの六章あたりを読んでいて思ったんだけれども、今、太陽から降り注ぐエネルギー、これに注目するってのがいいかなってこと。というのも、地球というのは閉じた環境で、質量保存であるから、どうしても資源はゼロサムになる。トレードオフ。つまりどういうことかというと、石油とか、コーヒー豆でも、原子力エネルギーでも、そこから便益を取り出して享受すると、一方で、そのコストはどっかにかならず押しつけられていて、その押しつけ先はおもに地球環境になりがちってこと。

人に押しつけてきた時代もあったし、今でも途上国(あるいは先進国のなかでさえ)、経済活動のコストを押しつけられてひどい目に遭っている人はいる。しかし、さすがに人は黙っちゃいない。だから最近では環境(環境は黙ってる)に押しつける。

それじゃダメってことが1つの前提だとすると、じゃあ、どうしたらいいのか、その解の最大は無限に外部からやってくる太陽エネルギー以外無いだろうと(他に、月の重力とかもいいかもしれない、地熱もいい、でもそれらは取り出すのにまだまだ課題が多そうだ)

最近、車中泊の人たちが太陽光パネルで充電池に充電して生活する実践の様子を動画にしているのをよく見るが、今太陽光発電はコモディティー化している。いやー楽しくなってきた。


S.Aさんという方がアマゾンに書き込んだこの本のレビューを引用したいと思う。これは厳密に言えば著作権に抵触するかもしれないので、ここであらかじめすばらしいレビュアーS.A様にお礼申し上げます。

この本は、私たちが持続可能に繁栄するために、経済を新しく捉えなおすことを提案する本です。
著者は経済学者であるため、当然「経済学」に精通しているため、新旧さまざま例やデータを提示しながら、「経済学」の問題を指摘しています。

例えば、私は
・世界3位のGDPを誇る日本で、なぜ自殺率は世界の貧しい国よりも高いのか?
・コンビニのビニール袋をもらわなくすれば、温暖化は止まるのか?
・「経済成長」、「景気対策」で私たちは幸せになるのか?
・どうして出生率の低下や東京一極集中のような事態が起こるのか?
などを疑問に思っていましたが、この本を読んで、自分なりに理由が多少分かった気がします。

この本はあくまでも新しい経済学を提示し、私たちに考え方や行動を変えるきっかけを与えてくれる本なので、具体的なソリューションを提示しているわけではありません。大切なことは、この本をきっかけに読者が考え方や行動を変えて、より良い世界を作っていくことだと思います。

翻訳版ですが、見事に翻訳されており、著者の主張が正確に伝わってくると思います。

ESGやSDGに関心のある方は、ぜひこの本も読んでみることをお勧めします。


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