アドボカシー: 世界の富の不公正で反道徳的な偏在をなくせばあらかたの問題は消え失せる
国際NGOオックスファムhttps://www.oxfam.org/en/what-we-do/aboutによれば、現在世界では次のような富の著しい偏在が起こっている。
2019年1月のオックスファムの発表では世界で最も富裕な26人が、世界人口のうち所得の低い半数に当たる38億人の総資産と同額の資産を保有している※1。
えっ、怖!
また、2018年のはじめに、オックスファムは世界で増えた富(保有資産の増加分)のうち、82%を、世界の上位1%が独占した※2。
わし、どうりで増えないぞ。
ちなみに、2019年には、世界の下位38億人の資産は11%も減ってしまっている。
貧者から金が金持ちに吸い取られてる構図じゃんか?
オックスファムは、
拡大する格差によって貧困対策の効果が損なわれ、経済は打撃を受け、人々の怒りをあおる結果になっていると強調。各国政府が保健医療や教育といった公共サービスに割く予算を削減する一方で、富裕層に対する税制優遇を続け、経済格差をさらに深刻化させていると警告※1
人々のやるせない怒りは、富裕層ではなくて、同じ貧しい人々の同志の争いになってしまってる。もう泣きたくなる、悲しい。オックファムはさらに警告する。
富裕層や大企業に課税して「底辺への競争」をやめるよう各国に強く要求。最富裕層がたった0.5%多く税金を払えば、「現在教育を受けられずにいる子どもたち2億6200万人に教育を授け、330万人の命を救えるだけの保健医療を提供しても、余りある資金を確保できる」と指摘※1
いやマジで。生活保護費を引き下げたり、母子加算を減らしたりするどっかの政府。健全財政のために、国民に「痛み」と「自助」を強いるばかりで、世界のこういう富の偏在状況はスルー。スルーどころか、「成長神話」にすがることで、逆進性の高いこのバブル資本主義に加担。税金(不労所得優遇=配当所得や譲渡所得、相続税あまあまで事業所得や給与所得からは容赦なく取る、大企業優遇、逆進性の高い直接税選好ねダメそれ)なんとかしろって話だな。
ありえんぞ。
貧困は先進国の若年層でひろがっている。
このスピーカー、ニック・ハノーア氏(米国の起業家)が朝日新聞でインタビューに答えた記事が載ったらしいが、そのことを私は共産党の政治家宮応かつゆきさんのブログ記事で知った。彼は共産党員かも知らんが、私は自民党員だ。つまり、新自由主義という害悪なイデオロギーへの危機感は右も左もない。
※1出典 AFPhttps://www.afpbb.com/articles/-/3207339
※2出典 https://www.asahi.com/articles/ASL1Q53MTL1QUHBI016.html