アドボカシー:誰が政治的な要望を伝えることが出来るのか?

 まわりを見渡す限り、なかなか行政や政治にもの申すことが出来る人はいない。私は先日の投稿で、ブログやSNSで個人がどんどん発信していくべきだと述べた。

現に国連のSDGsはロゴを個人が情報提供目的で使う分には使用許諾を得なくてよいとしている。

ご存じのようにSDGsは地球上で暮らす私たち人類の持続可能性と幸福の実現のために取り組むべき17の喫緊の課題群のことである。

つまり何か政治や行政にもの申したいのであれば、この17のゴールのうち、どれにおいて問題なのかを指摘すれば説得力は高まる。個人が自分が住んでいる地域の自治体や行政府に対しアドボカシー活動を行うにあたってたいへん便利で有力なツールが、こうしてネットで簡便に利用出来る時代である。

ただ、私でさえ、このブログを書いているのは深夜3時半。もはや、そのロゴをダウンロードして、このブログにアップする気力は残っていない。早く「ラベル」を貼って「公開」ボタンを押して風呂に入らなければ、明日ずっとだるくなってしまい家族に迷惑もかかってしまう。

このように、やればいいと分かっている善でも、1日の使えるリソースが限られている以上、むずかしいのである。

今日は興味深いこと聞いた。知人のひとりが、千葉の郊外のゲームセンターに深夜2時に行った。すると駐車場に、某宗教団体の勧誘員が3人もいて、話しかけてきたというのである。

その宗教団体はわりと有名で、週刊誌でたまにやる、有力政治家信者に名を連ねてもいるのはこの教団、みたいな特集で必ず登場する。

政治家たちが必ず宗教団体の信者になっているのは、もちろんその教義を信じているからではなくて、まとまった票田が得られるからに他ならない(公明党と創価学会)。政治家は一定の表明と献金をすれば、次の選挙で当選する蓋然性が高まるわけだから、躊躇無く信者にもなろう。

ここでいいたいのは、政治的な影響力を持つために、おばさん3人を深夜2時にゲームセンターに立たせることが出来るほどのその動員力の強大さである。

宗教団体はこうして、政治的発言力を手にすることが出来る。

では、われわれはどうか。先ほども行ったように、そんなこと出来るわけがない。ブログ記事に国連のSDGsのロゴを貼ることすら面倒なのに、深夜に勧誘などしようものなら仕事も家族も失いかねない。

つまり、政治的な要望を表明して、意思決定に働きかける活動をするなんざ、気が遠くなるほど今の生活じゃ無理ってことだ。

アドボカシー活動をするのは時間が無い。ヘルプミー、ベーシックインカムしかない?

ではどうしたらいいか。ちょっと余裕があれば、その時間、出来るかもしれない。千葉のゲーセンに行った知人は言う。もしベーシックインカムで月7万もらえるなら、その分余裕が出来るから行政への要望を言うことはきっとできる。マイナンバーを申請することも出来るかもしれない(今は忙しくて役所に行けない人が大勢いるだろう)。

そりゃそうだろう。信者集めのために深夜に路上で人に声をかけることや、あるいは、思想信条プライド家族のプライバシー全部なげうって政治家に立候補することにくらべ、行政にちょっとご意見を、それも行政のHPに大抵置いてあるご意見箱に書いてフォーム送信する程度なら、ぜんぜん出来る。

知人によれば、最近、某大臣がネット上に置いた目安箱は意見が殺到してサーバーがダウンしたらしいが、それとて、どっか動員力のある団体が一斉に送信してサーバーを落としたのではないかと邪推していた。

さてまあ、じゅんちゃんの動画でも見て寝ることにするか。あと、今日のテーマ、アドボカシー的な活動力を市民がどう回復していくのか、これはものすごいむずかしいと言っている本田由紀を見ることが出来る動画も貼っておきます。まあそれがむずかしいってことは私も分かってるんで。


このブログの人気の投稿

宮台真司まとめ

悪の秘密ぼっち「ヘライザー」について

哲学入門チャンネルのじゅんちゃん、ゆとりfamのいよ