なぜ、すべての国民はただちに「勉強」しなければならなくなったのか――レントシーカーが国を滅ぼそうとしている

漫画とかテレビ、映画で(最近では動画で)、勉強が出来るやつは常に、「できすぎクン」(ドラえもん)、とか、「メガネ野郎」(ハリウッド映画でよく言われる、秀才に対する蔑称)に典型されるように、たいていのコミュニティーでは異質で孤高の、それ故自分とは違う存在として描かれてきた。共感がそこに生じる余地はまったくない。競争社会において、秀才は常に少数派である。その少数派は、自分のコンプレックスを刺激するだけのいやなやつとして多数派から排除される。

社会で、共感を集めることが出来ない存在は、もちろん、その存在になりたいと思う人が少ないことを意味する。まあ、なりたくてもなれない、というのも含む。

安倍前総理も、管総理も、勉強が出来るやつとは到底思えない。国会の答弁を見ていれば明らかだが、「官僚のカンペを読む以外は、ほとんど壊れた機械かポンコツ、あるいは脊髄反射の動物レベルである」、といっている人がいるみたいだが私は言っていませんので。私はこのブログでそんなひどいこと言うつもりもないし、もちろん言いませんし、言ったこともありません。

で、為政者がバカだと結局国民全体の福祉(生命健康幸福)を破壊し国が滅ぶ原因になると言うことを言いたい、今日は。

もちろん、リーダーがバカであれば、そんな国繁栄を続けることが出来るわけがないのはほぼほぼ自明なのだが、民主主義社会では、参政権を放棄して投票に行かない人が増えるというまさかの現象により、この日本では小選挙区制度という、資本主義の自由民主主義国にはじつはまったく不向きな選挙制度の影響もあり、ここ数年バカしか総理になっていない。

バカが総理になるとなぜまずいのかを説明したい。キーワードはレントシーカーだ。レントシーカー、一言で言うと国家統治機構に寄生する寄生虫のことなのだが、レントシーカーが国を滅ぼそうとしている状況になっていて、彼らは頭がいいので、彼らと闘うためにわれわれも勉強しないといけないよ、というのが今日の結論である。

さて、レントシーカーといえば最近は竹中平蔵が話題だ。彼はまさにレントシーカーである。彼は10年以上前から自民党の政治家と親しく付き合ってきた。政府の政策意思決定に関わって日本の雇用を破壊し、弱者を切り捨てるガチの新自由主義者としてはげしい批判を受けていて、Twitterなどでは、オンラインデモみたいなものまで起こっている。

社会福祉士で大学教員でもある藤田孝典氏が2020.12にヤフーの記事に書いていたが、レントシーカーは、政策立案過程に取り入って、自分に有利なように法や制度を、政治家に変更させる、分かりやすくいえば制度の寄生虫だ。

竹中平蔵氏は政治家と会食をしたり、いろんな審議会などの委員を「拝命」された立場を利用して、法律を改正させ、自分が経営に関わる人材派遣会社に有利なように非正規雇用を増やす結果となる制度変更を行わせしめた。

また、水道民営化もレントシーカーの所業である。レントシーカーは、政治家や行政官僚に、民営化した方が結局は行政コストの節約になるとか、住民サービスが向上するなどの「ウソ」「クソの役にもたたないゴミ提案」をプレゼンする。政治家や行政官僚は、本投稿の最初に言ったように、バカばっかりなので、深慮もなく「へえそうなんだ」程度の認識でその通り、政策を変えてしまう。

その結果、レントシーカーが直接あるいは間接的に経営する私法人に行政サービスが丸投げされる。程なくして料金を値上げし、住民はおったまげることになるが時すでに遅すぎである。法律が変えられてしまっているので、方向転換するのにはもう不可能と言うほどの手間と時間がかかることになる(Twitterとかで騒いでも完全に遅い)。

私は護憲なのだが、水道とか、労働法制ならまだかわいいほうだ。レントシーカーたちは憲法の改正をして、もう国の根本ごと、自分たちに有利なように書き換えたくてうずうずしているところである。

そうなったらある日、ピンポーンと言うからドアを開けたら、ユダヤ人という理由だけでガス室送りみたいなことだって当然起こり得る。そこをつなげることが重要である。想像力を働かせるべきなのはそこだろう。

つまり、もうだいぶ、そういう兆しが出てきている。為政者がバカなら、次々現れるレントシーカーの言うなりだ。為政者がバカではなくて、聡明で教養が無ければ、レントシーカーによる国の破壊を防ぐことは出来ない。われわれ国民ももちろん、もうバカを選ぶのは止めなければならない。バカを選ぶのはバカである。いますぐすべての国民は勉強をかいししなければならないと切に思う。

こうなってくれば、勉強をすると言うことはつまり、自分の将来の命と安全と自由を守ることに他ならない(逆にいうと、それくらいのことしか出来ないようになっている)。ちなみに何を勉強していいのか分からないのなら、憲法を読んだり、中学や高校の倫理の動画をNHK高校講座で見たりするとよいだろう。次に、国語、英語、数学が中学高校で苦手だった物は、そこからはじめればいいと思う。基本的には膨大な本を読む意外に、バカを脱する方法はない。国語が出来ない話にならないので、本屋に売っている中学国語の現代文でもはじめたらいいと思う。私など、最近娘の中学の教科書を読んで、なんてすばらしい文章なんだろうと思わず泣いてしまうこともめずらしくない。本当に教科書はすばらしい。

国民主権、立憲民主主義というのはすばらしい人類の文明の一つの到達点ではある。しかしそれが今、骨抜きにされようとしてる。バカに占有された為政者たちに取り入れば、簡単に莫大な利益と地位を手に入れることができると気がついた「賢い奴ら」(こういう人たちはバカではないので注意)によってである。そいつらと闘うためには、私たちももちろん聡くなる必要がある。彼らの武器は勉強してきた長い時間だ。彼らと闘うために、われわれも、勉強しないとダメだろう。

ちなみに、勉強する、本を読むと言っているからといって、今流行のキモチイイ系歴史本つまり歴史修正系のネトウヨ本とか、ヘイト本のたぐいは論外だ。本屋ではなくて、図書館にいってください。気持ちよくなりたいなら図書館の帰りに全力で走ったらいい。

具体的な勉強方法はこの本に最も詳しい。この本は、一つの到達点といってよい。まったくすばらしい。どんなレベルの人、年齢の人でも、いますぐ読むべき本だろう。

『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』


コロナで、自宅学習を余儀なくされた学生の学力が顕著に落ちているとの報告が続々と上がっている。しかも、低所得者層、家族に恵まれない家庭の子どもなどにおいて学力低下傾向は顕著だ。当たり前だ、学校に行くという物理的な活動無しでは、人間は勉強などするわけがない。コロナは直接的にも、間接的にも社会に打撃を及ぼしている。

あーちなみに、さっきも言ったが、私は個人的には竹中平蔵を追い出そうとか、彼が国を滅ぼすようなことをしているとはまったく思わない(タイトルと違うヤーン)。むしろベーシックインカム導入を言ったり――これは大賛成、正社員を雇うなんて無理――これは経営者でもある私に言わせると真実以外の何物でも無いわけでね。彼は正しい。それに、管総理だって答弁こそポンコツだが、デジタル庁作ったりとにかく携帯安くしろっていったりと、やってることそんなに悪いと思えない。ここは他のメディア(何言ってるか知らんが)とはちがいまっせ。

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