武蔵小金井の巨大高級タワマンで起きた施工不良。管理組合に施工会社が謝罪していた

※お読みいただく前にお願い 本投稿において著者が一部、具体的な社会集団や層に属する人たちに対して不適切または極端な表現を用いる場合があります。これは今回取り上げる主たる事象とその社会背景を端的に短く伝えるために便宜上、使用したものであり個別具体的な人や団体を毀損する意図はまったくございませんことをあらかじめご承知置き下さい。


ムサコの南口に建つ巨大タワーマンションで、いくつかの深刻な施工不良が発覚し、施工会社が管理組合に謝罪していたことが明らかになった。

私は、このニュースを見て、人間、ヨクに目がくらんだ、特に、金の亡者となった人間の「業」というのがいかに強靱で普遍的かを改めて感じた。

最近呼んだ貨幣の歴史の本では、人間が金というものにいかに翻弄され、そして今もってなお、翻弄され続けているかが詳しく書いてある。脳みそも、宗教も、政治も、良心も、金の魅力の前にあってはことごとく無力なのである。

すでにタワーマンションを買うということが、いかに間違った消費者の選択(とりわけ子育て世代が買うのは極めて危険、詳細や具体例は、専門家の書籍を参考にしてください私は直接知りません)であるかは、いくつもの専門家の誠実な警告の書を読めば明らかだ。そういう新書の類いが、数百円で、そこら辺のブックオフはもとより、アマゾンでもすぐKindleで読める。そういう本も読まずして、「コツコツ貯めたお金で買った生涯一度の買い物なのにひどい目に遭った」という(大抵は高齢の)購入者の訴えに、マンションの、頭金さえも、お金を貯金することが出来ている若い世代がほとんどいない今の時代に、共感が集まるかは分からない。

注意したいのはその施工会社も、販売会社も、相も変わらず次の物件をまたどんどん作っては売っているという現実だ。その勢いはとどまるところを知らない(作らなければ株価が下がり、株価が下がると日銀がまた買い増ししなければならず、円の信用リスクが高まる、オエ吐きそう)。そして、そこここで屹立しはじめる巨大で高級、しかも有名な(したがって「信用できる」)会社のこしらえるタワーマンションを見て、立派だ、すごい、買おう、そして上層階を買ってマウント取ってやろう。そういう消費者のみなさんは雨後の竹の子のようにいくらでもお見えになる。

135億年前に惑星が出来た。20万年前に、サルから人間が別れた。サルはマウンティング行為をする生き物である。もちろん人間も、マウンティングする。サルからわずか、地球史から見ればほんのついさっき、別れたヒトは、マウンティング欲求が満たされると思って買ったマンションの床に、防振マットがきちんと入っているかどうか、だとか、トイレなどの水回りの壁の中の石膏ボードが、耐水性を持つものだったかとか、そういうことはまったく何の購買時の材料にもならないし、もちろん、そのことは隠蔽されたまま売買契約は締結されてきたし、これからも締結されていく(だいたい、そんなクソ高いマンションを老後の安心のために、だとか、子育てがどうのこうの、みたいなことで買うのかね?必要か? 子育て云々に至ってはメリットゼロだが)。

私はじつはファイナンシャルプランナーの資格を持ってはいるが、関心があるのはもっぱら、そうした資格保有者が有料で見せられる小手先の金融技術(ひどいばあいはゴミ投資信託のウンコぶりを膨大な屁理屈でごまかして売るためのゴミ説明術、出たウンコの匂いを追いっ屁(註:作者考案の言葉)でごまかしているような有り様あるいは、資産の分散投資というほとんどの人にとっては完全に机上の空想ネタ)ではもとよりない。そうではなくて、もっと巨大な視野に立つ哲学の話だ。つまり、貨幣とは何か。人間とは何か。そういうことに尽きる。

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